links

categories

archives

留学中の有償インターンシップ手続き(法務省)

インターンシップをご希望のみなさまへ

法務省入国管理局
平成30年8月

 

(原文サイトはこちら)

http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00109.html


 

<はじめに>
インターンシップを行う学生に対して,労働関係法令(例えば,最低賃金法など)が適用されるかどうかについてあらかじめご確認ください。
労働関係法令の適用については,インターンシップの態様により個別に判断されますが,例えば,学生がインターンシップを行う企業において直接生産活動に従事するなど,当該作業による利益・効果が直接企業に帰属し,かつ,企業と学生との間に使用従属関係が認められる場合には,当該学生は労働者に該当すると考えられます。
在留資格「留学」,「特定活動」(継続就職活動)又は「特定活動」(就職内定者)をもって在留している方
インターンシップによる報酬の有無により,下記のいずれかに該当します。


インターンシップにより報酬を受けない方(無報酬でインターンシップを行う方)


入国管理局から事前に許可を受ける必要はありません。

 

インターンシップにより報酬を受ける方

<インターンシップに従事する時間が,1週について28時間以内の方又は在籍する教育機関の学則で定める長期休業期間中に行うインターンシップであって,当該インターンシップに従事する時間が1日について8時間以内の方>
 
 事前に入国管理局から資格外活動許可(※)を受ける必要があります。
  ※ 1週について28時間以内で行う,いわゆるアルバイトに対する許可のことです。

(注)当該許可を受けることにより,いわゆる夏季休業,冬季休業及び春季休業等として,在籍する教育機関が学則で定める長期休業期間中は,1日について,8時間以内の資格外活動が可能です。そのため,長期休業期間中に,1週について28時間を超えるインターンシップに参加する場合であっても,下記の「1週について28時間を超える資格外活動許可」を受ける必要はありません。

 資格外活動許可申請の方法等については,こちらをご確認ください。
 
<インターンシップに従事する時間が,(長期休業期間以外で)1週について28時間を超える方>

 事前に入国管理局から資格外活動許可とは別に,「1週について28時間を超える資格外活動許可」を個別に受ける必要があります。
  (注)学業に支障がないことが前提となります。

○対象となる方
(1)在留資格「留学」をもって大学(短期大学を除く。)に在籍し,インターンシップを行う年度末で修業年度を終える方で,かつ,卒業に必要な単位をほぼ修得している方
  ※ 卒業に必要な単位のうち,9割以上の単位を取得した大学4年生が想定されます。
(2)在留資格「留学」をもって大学院に在籍し,インターンシップを行う年度末で修業年度を終える方
  ※ 修士2年生又は博士3年生が想定されます。
(3)在留資格「特定活動」をもって在留する就職活動を行っている方(短期大学を卒業した方及び専修学校の専門課程を修了した方を含む。)
(4)在留資格「特定活動」をもって在留する就職内定者の方(短期大学を卒業した方及び専修学校の専門課程を修了した方を含む。)

 

 上記に該当しない場合であっても,単位を取得するために必要な実習等,専攻科目と密接な関係がある場合等には,1週について28時間を超える資格外活動許可を受けることができます。

○「1週について28時間を超える資格外活動許可」の申請に必要な資料
 資格外活動許可申請に必要な書類に加えて,下記の資料を提出してください。
(1)インターンシップを行う予定の機関が作成した,申請人の待遇を証する文書
  ※ 具体的に行おうとする活動内容,活動期間,活動時間,活動場所,報酬等を記載したもの。
(2)大学生・大学院生の方は,在学する大学からの在学証明書
(3)大学生の方は,卒業に必要な単位数及びその修得状況が確認できる文書(成績証明書等)
(4)専修学校の専門課程を修了した方は,専修学校からの成績証明書

 


日本でのインターンシップを目的として来日する海外の大学の学生


インターンシップによる報酬の有無により,下記のいずれかに該当します。

○インターンシップに関する留意事項

(1)受入体制及び指導体制の確保について
  インターンシップは,教育課程の一部であるため,当該インターンシップを実施する日本の企業において学生を受け入れる十分な体制及び指導体制が確保されている必要があります。

(2)専攻との関係について
  インターンシップは,教育課程の一部として,単位習得等の学業の一環として実施されることが要件とされていますが,インターンシップの内容と学生の専攻との関連性についても留意する必要があります。
 

インターンシップにより報酬を受けない方(無報酬でインターンシップを行う方)
<90日以内のインターンシップの場合>

 在留資格「短期滞在」での入国となります。
  ※ 査証免除対象国以外の国籍の方については,来日前に査証の申請が必要です。
    査証申請についての詳細は,外務省又は査証申請を行う予定の在外公館にお問い合わせください。
 
<90日を超えるインターンシップの場合>

 在留資格「文化活動」での入国となります。
 ※ インターンシップを行う予定の本邦の企業等が,在留資格認定証明書交付申請を入国管理局に行う必要があります。提出書類については,こちらをご確認ください。
インターンシップにより報酬を受ける方
在留資格「特定活動」(告示9号)での入国となります。

○対象となる方

 外国の大学の学生
 ※ 卒業又は修了した者に対して学位の授与される教育課程に在籍している学生が対象となります。
   (いわゆる通信教育課程に在籍している学生は除かれます。)

○滞在期間

 1年を超えない期間で,かつ,通算して大学の修業年限の2分の1を超えない期間内であること

○対象となる活動

 学業等の一環として,外国の大学と本邦の企業等の間の契約に基づき,報酬を受けて実習を行う活動

○提出書類

 提出書類については,こちらをご確認ください。


吉備国の開国1800年を祝う本

新年あけましておめでとうございます。今年は暖かい年明けでうれしい限りです(笑)。

 

年末にどっさりと本を買い込んでしまったので、正月はずっと読んでいました。テーマは「吉備国の開国1800年」です。

 

1800年前の3世紀ごろ、吉備の地域は弥生時代の終盤に入っていました。

 

弥生時代(紀元前4世紀ー後3世紀中ごろ)から古墳時代(後3世紀中ごろ‐7世紀ごろ)というと、縄文の「移動・狩りの時代」から弥生の「定住・農耕の時代」へ移り集落が形成され、共同体をつくり「豪族」という権力が生まれた時代です。

 

古墳時代には、天皇の系譜の豪族が他の豪族を平定して倭(わ・やまと)政権が中央集権化を進めていきました。

 

中央集権が進む前、吉備国や九州北部は一定の力を持った豪族のクニ(国家になりきっていない地域組織)でした。そのクニが地方にありながら力を持った理由として、「交易」の恩恵が大きいことが考古学研究によって明らかにされているところです。

 

      ■   ■

 

(タイトルがやばいと思われたのか、アマゾンでは、左のように絵と帯が削除された画像が載っています。怖い)

 

 最初に読んだのは、「海の向こうから見た倭国」です。著者の高田貫太さんは岡山大学大学院出身の考古学研究者です。院生時代に西日本で渡来人系古墳や朝鮮系装飾品の出土を目の当たりにし、弥生時代のクニのありようを遺跡から解明しようと研究を続けています。

 

 おおまかな内容は、ヤマト王朝の統一前は国境という概念はなく、朝鮮半島南部から日本の諸島地域や日本沿岸地域の「海の民」は、お互いに似た言葉を操りながら船で交易を重ねていた、というもの。「海の民」は朝鮮半島から鉄器、装飾品、生活用具などの最新の文化を輸入する「道先案内人」として活躍し、組織として無視できない力を持つようになったそうです。

 

 当時の朝鮮半島は、百済、新羅、伽耶などが激しく争っており、各国は日本側のクニの力を後ろ盾にするため交易を求めたという背景があると、眦弔気鵑論睫世靴泙后その証左となるのが、近年発見されている朝鮮半島での日本式古墳(前方後円墳)の存在です。研究の裏話的でいいなと思うところは、韓国人研究者との情報交換のシーンで「真実を一緒に解明したい」という二者のあふれる熱意が感じられるところです。

 

 朝鮮半島からすれば、伽耶や他の南端のクニの話は、歴史上は泡沫の扱いなのではないでしょうか(日本にとっての吉備国も同じか)。でも、その地域に住んでいる人にとっては、その小さなクニの歴史こそ地域の歴史の礎(いしずえ)であり、地域の底力を示すものなのだと思います。熱い土着の思いが通い合う、感動的なシーンでした。

 

   □    ■

 

 岡山に住んでいると、遺跡の中に「築造年代、築造目的は不明」とか「百済からの渡来人のゆかりの地だが、詳細は不明」など、詳細不明とされる遺跡が多くあります。古代史の記録にも、「出生地不明」「経歴不明」な人がたびたび出てきます。その中には、中央集権国家にとって不都合な歴史が改ざん、無視、削除されてきた結果としての「不明」も多くあるのだと、岡山の歴史愛好家から口々に聞いてきました。

 

 交易時代には、人の移動も当然にあり、渡来系の人々が多く政権の周辺にいたことも、分かってきています。古墳時代の次にくる飛鳥、奈良時代は、大量に大陸文化を輸入しながらも、大陸とは違う自国のアイデンティティーを確立して国家の形をより明確にしようと動いていた時代です。その中で、渡来人の存在は「不明」とされていきました。

 

 では、その渡来人の痕跡はどこに残るかというと、なんと、言葉に残っている、というのが、次の本のメッセージでした。

 

 

 藤村由加さんの本「人麻呂の暗号」「額田王の暗号」「古事記の暗号」は、出版当時はトンデモ本ともいわれ、どんな人が酷評しているかは、今もアマゾンのレビューで見ることができます。

 

 藤村さんのグループは多言語を同時に習得する活動から派生して、日本語の周辺言語も含めて参照・比較する方法で日本語を研究しています。さきほど、「かつて朝鮮半島と海の民は似た言葉を話していた」と書きました。では、書き言葉はどうだったのか。

 

 書き言葉に至っては、日本は漢字を中国・朝鮮から輸入するまでは自国の文字を持っていませんでした。文字とは、当時の生活や感情やメッセージを形にしたものです。当時の感情や概念の漢字表記方法にルールがあったとしたら、そのルールは日本にも使われているはずです(何しろ丸ごと輸入しているのだから)。

 

 こういう仮説をたてて、すべて漢字で書かれた古代の日本文を解析。古代朝鮮語と古代中国語と同義、同音の漢字や技巧ルールを当てはめると、今まで牧歌的に訳されていた古事記や万葉集などの和歌の中に深い悲しみや怒りのメッセージが浮かびあがり、今まで「意味不明」と言われていた枕詞も明確な規則があった、というのです。漢字の語源まで理解して使いこなすことで、詩に二重、三重もの意味を含ませることができた古代知識人の英知の深さにふれた、その感動を本にしています。

 

 「古事記の暗号」では、自然科学のあけぼのについて解明しています。科学技術が発見される前の古代で、中国はどのように自然の規則性を発見し、記そうとしてきたかの説明と、その中国で発案された自然の規則性の思想が古事記に取り入れられている、というのが内容で、知的好奇心が刺激されます。

 

 日本の歴史は中国、朝鮮半島の文化と合わせてみるとぐっと厚みと深みが増すな、と思います。みなさんも、そう思ってもらえるといいけれど。


| 1/1PAGES |