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映画上映会「かぞくのくに」に寄せて(岡山)

https://dl.dropboxusercontent.com/u/36156246/kazokuflyer.pdf

 11月17日(日)午後2時に岡山駅西口近くのオルガホールで、映画「かぞくのくに」の上映&監督講演会(入場無料)が開かれます。移住のために国境をへだてて別れてしまう家族の状況について、考えるきっかけとして企画された人権啓発イベントです。

 私は先日、初めて韓国に行って韓国の法律を勉強してきました。そのときに、日本生まれで朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)へ渡り、脱北して今は韓国に住んでいるという元在日コリアンの話を聞くことができました。

 その人が、こんなことを言っていたのが印象に残っています。

「北朝鮮というと社会の変化が全くないと思うかもしれないが、携帯電話が普及するなど社会が少しずつ変わっている。特に在日の家族などがかなりの量で北朝鮮を訪れたりするので、北朝鮮の政府もチェックしきれず、情報の交流が生まれ、社会を変えている部分があるのではないか。在日の影響は大きいと思う」

 この映画は、1960〜1980年代まで続いた在日朝鮮人帰還事業で北朝鮮へ渡った兄と、日本に残った妹との数日間の再会を描いたフィクションで、監督(映画では妹として出てきます)の家族の実話をベースにしています。

 国同士の対立と、それぞれの国に住む一般市民の感情は、一緒のようで一緒ではないと思います。本来、一緒でなくていいんだとも思います。一般市民は、家族や身の回りの人が安全で幸せに暮していれば、無駄な争いはしたくないというのが本音ではないでしょうか。

 そんな一般市民の感情が、社会を動かし、争いを避けていく原動力になれるのでしょうか。「かぞくのくに」は、北朝鮮の体制を批判する政治宣伝的な映画だと言う人もいます。その一方で、国同士の対立に巻き込まれて生きるしかない中で、家族の幸せをひたすら願う母親の姿がとても心に残る映画です。

 私もこの映画会の実行委員として参加します。興味があればぜひ映画を見に来て、監督のお話を聞いてください。

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