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行政書士の罪はどこにある?

 11月27日の産経ニュースによると、中国人の在留資格申請について不適切な帳簿処理を行ったとして、警視庁は東京都内の男性行政書士(57)を行政書士法違反の疑いで、書類送検する方針を固めたそうです。

 実際は、中国人の組織的な不法入国が行われ、そのとき行政書士が入管へ申請取次を行っていたため、行政書士も虚偽申請と知っていて申請していたのではないか、と疑われたのです。

   □   □

 警察がどの条文を持ち出して行政書士を摘発しようと考えているかというと、行政書士法第9条「行政書士は、その業務に関する帳簿を備え、これに事件の名称、年月日、受けた報酬の額、依頼者の住所氏名その他都道府県知事の定める事項を記載しなければならない」に違反した疑いです。ニュースによると、そう書いてありました。

 帳簿をつけていないという罪で摘発とは、ちょっと無理やりだな、と思ったのは私だけでしょうか。
 
 記事ではストレートに書いていませんが、この行政書士は申請取次をした事実だけが分かっていて、書類作成についてどこまで関与していたかの事実はまだ分かっていないようです。だから、文書偽造などの容疑が使えないんでしょう。事実として明らかなのは、行政書士が申請書類を受け取り、そのまま入管へ提出したということだけですから。

 きっと警察が問題にしたいのは、「虚偽と知っていて申請を代行したのではないか。虚偽申請が通るよう裏でいろいろ書類づくりのアドバイスをしたのではないか」という部分ですが、虚偽を知りつつ申請代行することや、アドバイスすることは立件が難しいため、別件逮捕に近い苦肉の策を取ったのだと思います。

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 この際、行政書士の「申請取次」という業務の内容をしっかり審議してほしいと思います。申請取次は代理人ではない、と法務省入国管理局から断言されています。ただ書類を送り届ける人であると。よく旅行代理店の人が航空券を取るついでにお客さんのビザ申請をしていますが、それと同じ立場だといわれているのです。

 申請取次のとき、顧客から出された書類の真偽をどこまで調べる義務があるのかについて、あまり議論はされてきませんでした。個人営業の行政書士には、現地調査までする余裕はないでしょう。それは審査する入管の仕事であり、私たちの仕事ではありません。私たち行政書士は、専門家としての通常の注意をもって書類をチェックしてもうそを見抜けなければ、それ以上の罪は問われるべきではないと思います。

 もちろん、不法入国の意図があることを知っていて、脱法のためのアドバイスをしていたのならば、それは別の話。その部分は罪に問われてしかるべき部分です。立件しにくいかもしれないけれど、ストレートにその部分で立件してほしいと願っています。

 このニュースに出てくる中国人ブローカーは、これまでに100人近くを入国させているらしいと書かれています。つまり、入管職員ですら虚偽を見破れず、100人に許可を出しているということです。虚偽書類を見破る難しさをぜひ考慮して、申請取次の部分だけで立件してほしくないなあと思います。

12月の多文化イベント

みんなでたのしくPATYしましょ
(いろいろなくにのひとたちのパーティー)


12がつ13にち(にちようび)10:00〜13:00
ばしょ
さんかくおかやま(おかやまし きたく おもてちょう3ちょうめ 14−1−201)
おとな 500えん
しょうがくせい200えん
ようちえんよりちいさいこども むりょう

☆もうしこみがひつようです
(なまえ、じゅうしょ、でんわをおしえてください)
でんわ(086)803−3355(English,にほんご)
FAX(086)803−3344(Chinese, Korean, Portuguese)

おかやまでくらすがいこくじんじょせいもんだいけんきゅうグループ

人権フェスティバル岡山

2009年12月06日(日) 10時00分〜15時00分
岡山ドーム・アクションスポーツパーク岡山(ASPO)
(岡山市北区北長瀬表町1丁目1-1)
忍たま乱太郎キャラクターショーや内田親子によるハートフルステージ、ワールド屋台、フリーマーケットなど
参加費:無料
主催:岡山市
http://www.city.okayama.jp/shimin/jinken/14th-festival.htm

☆何で人権?と思うかもしれませんが、外国籍住民の人権は新しい人権問題として注目されているのです。当日は多国籍屋台や踊りが見られます。

地域における多文化共生を考えるセミナー

「国際結婚による外国人女性たちへの支援」
2009年12月12日(土)13:30〜16:00
岡山県男女共同参画推進センター(ウィズセンター)
(岡山市北区南方2丁目13-1 きらめきプラザ6階)
講 師:北村広美さん(多文化共生センター・ひょうご代表)
講演とワークショップ ー母子保健(妊娠・子育て)とDVに関する問題を中心にー
参加費:無料
主催:世界女性会議岡山連絡会
TEL&FAX 086-943-1318

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岡山市にフィリピン籍住民のグループができました

OPO
 今日は、岡山フィリピーノ・オーガ二ゼーション(通称OPO=オッポ)の創立式典にあたる加盟式典(induction ceremony)が岡山市内でありました。

 岡山県内には倉敷フィリピーノ・サークルがすでにあるので、県内2団体目のフィリピン人団体です。OPOは名簿上で50人ほどが集まっているそうです。

 日常的にフィリピン政府の公文書を見ていて思うのですが、フィリピンはとても手続き上の格式や形式を重んじる国です。今回の式典も、主要メンバーが前へ出て、宣誓書のようなものを読み上げていました。

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 倉敷フィリピーノ・サークルの古城デイジーさんはタガログ語で祝辞を述べました。

 「イベントするだけの会だと思われているかもしれないけれど、何も知らない人が多い。フィリピン人の会ができるということは、もっと大切で意味のあることなんです」

 古城さんたちは、イベントを開いた収益などで、フィリピンの貧しい村へ学用品などを寄付してきました。またイベントではフィリピンの文化を紹介し、自分の子供たちのアイデンティティーの育成にも努めています。ただの趣味の会と思われて、悔しい思いをしたことがあったのか、古城さんは途中で涙ぐんで、話ができなくなりました。

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 会場はスパニッシュカフェバーで、式典のあとはヒップホップやポップ系の曲に合わせて踊り、楽しく過ごしました。

 これから、この会からいろいろ学ぶことになりそうです。

技能実習できる64職種120作業

 在留資格「研修」(在留期間最大1年間)から「技能実習」(最大2年間)へ移行できる職種は限られています。

 技能実習へ移行できる=合計3年間日本へいられるということです。

 少し前まで移行可能職種は63職種117作業だと思っていましたが、少し増えて64職種120作業になっていました。一覧はこちら


 最近加えられたのは
パン製造職種(平成20年)
紙器・段ボール箱製造職種(平成21年)
です。

多文化イベントいろいろ

外国人市民会議
 先週は、外国人市民会議の傍聴に行ってきました。なかなか興味深い内容でした。市レベルで解決できない問題もありましたが、問題意識を共有するのは大切なことだなあと思います。

 年金問題では、25年も払い込めないと分かっていて払い続けなければいけない中期滞在者のつらさを訴える人も。年金分野はあまり多言語対応が進んでいないし、外国籍住民には冷たい分野です。

 女性は主婦とか日系の人、男性は教職員や留学生が委員となっていました。

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 その前日には華僑華人総会が主催した新入管制度説明会がありました。なんと、広島入管岡山出張所の所長さんが自ら出席!! 

 こういう場所に出ると、日ごろ窓口で冷淡に、時に「行きすぎた指導」によって厳しく扱われている中国の人の恨みつらみがぶつけられるもの。それでもあえて所長さんは受けて立ち、誠実に答えていらっしゃいました。華僑華人総会の方も、あらかじめ質問事項をまとめておいて質問していくなどして、仲介役として気を使っているようでした。

 窓口ではつい勢いに任せて「そんな申請は受け付けられません」などと言う職員がいますが、公の場で問いただされると、本当にそうかな、というものがあります。どこへ出しても筋の通る対応をしていただけると有難いな、と思います。

古書2冊、差し上げます

 新しい書籍を買ったので古い書籍を処分しようと思いますが、もしほしいという方はご連絡の上、事務所までおいでください。(平日のみ)

☆ひと目でわかる外国人の入国・在留案内11訂版

☆出入国管理・外国人登録実務六法2007年版

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