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岡山朝鮮学校の公開授業に行きました

先日、岡山朝鮮初中級学校(倉敷市)の公開授業に行ってきました。

 

この公開授業は、日本人でつくる「南北朝鮮との友好を進める会」などの呼びかけで行うようになって、2回目です。朝鮮学校を支援する日本人のグループは、日本人の教育関係者や教職員組合などを中心に各地でできているそうです。

 

朝鮮学校の教育をもっと日本民族の人にも理解してもらい、日本人と協力して朝鮮民族の子供たちの健全なアイデンティティを育てられるような社会になってほしい、というのが主催者の願いです。

 

山陽放送、OHK、玉島ケーブルテレビは取材に来ていました。

 

   △  △  △

 

公開授業を事前にお知らせできなかったので、写真で少し紹介したいと思います。

 

学校は幼稚班(幼稚園にあたる)、初級部(小学校にあたる)、中級部(中学校にあたる)があります。

 

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これは初級部のクラス。女子は髪をきれいに編んでもらい、きれいな髪留めとかでおしゃれしてきていました。やっぱ公開授業だしね(笑)!先生は勉強の内容と並行して、ハングルの言葉が生徒の頭に入るよう、大きな身振り手振りで言葉の意味を表現しながら教えていきます。

 

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教科書は日本語以外はハングル表記。授業も朝鮮語。私も勉強したい(幼稚班の先生の言葉もさっぱり分からない)。中級部の子でハングル検定3級〜準2級程度の能力を習得しています。

 

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中級部。英語の授業なので、私も少しわかります(笑)。私は仕事で20年前にも朝鮮学校の授業を見せてもらうことがありましたが、先生と生徒との関係は、少人数であることもあってリラックスした感じです。笑い声もよく起きます。この雰囲気だけは、見に来ないと分からないかもしれません。

 

私が最初に朝鮮学校の授業を見て意外だったのが、このリラックスした感じでした。もっと生真面目に厳しい規律の中で授業をしているのかと思ったのです。

 

CM.JPG

 

課題学習も面白かったです。これはシナリオを書いてCMを作るという勉強。

 

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どの学校に行っても、習字を見るのは好きです。私自身は苦手でしたけど。公開授業を意識しているのか、日本語で行った課題の展示も多かったです。

 

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教科書説明.jpg

教科書も展示されています。ハングルなので読めないけれど、資料では各教科書での学習の狙い、学習内容が簡単に説明されていました。内容の写真や絵を見ても、現代風な感じでした(古風な劇画タッチのイラストとか想像してたけど、なかったです(笑))。

 

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学校教育の成果が分かりやすくみられるのが、この各種大会や検定の結果の一覧表です。日本の学校でも検定で学力を客観評価するのが流行っているようですが、同じ基準で子供たちの学力が分かるのはいいですね。どこかの塾みたいに「全員合格!」みたいな完璧主義的な部分がないところも、リアルでよいです。

 

公開授業.jpg

 

この日は公開授業のあと、朝鮮高級学校での高校無償化除外の違法性を問う裁判について、大阪から担当弁護士を呼んだ講演もありました。

 

この裁判は、大阪勝訴、広島敗訴、東京敗訴となっています。

 

朝鮮高級学校の高校無償化除外は、まず政府(安倍政権)が朝鮮学校を無償化の対象から排除するために法律のある条文を削除して、行われました。

 

これだけではなく、安倍政権時代に出された通達により、地方自治体がこれまで出していた朝鮮学校への補助金が次々に中止されるという事態も起こっています。岡山では朝鮮学校と日本人の支援団体が倉敷市等と話し合いをして、何とか中止をまぬがれています。

 

多くの人に民族教育の大切さを理解してほしい、と思う背後には、現実にこうして日々学ぶ権利や環境を脅かされている朝鮮民族の人々の存在があるのだということが、よく分かりました。

 

次回はちゃんと事前にイベントをお知らせできるようにしたいです。