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在留資格「高度専門職」の勤務先「法務大臣が指定する機関」とは?

在留資格「高度専門職」で働く人の勤務先は、入管法上で「法務大臣が指定する本邦の公私の機関」となっています。

 

どうやって指定されるのか?指定を受けるにはどうすればいいのか?という質問を受けましたので、広島入国管理局へ問い合わせて回答いただきました(2018年9月6日)。

 

 外国人がまず、特定の会社でこれから働く旨を申請書に記入し在留資格「高度専門職」の許可申請を行います。

  ↓

 許可が出たら、その時点で申請書に書かれた雇用企業が「法務大臣の指定を受けた」とみなされるそうです。

 

 つまり、事後指定という感じです。別にネット上に公表されるわけでもありません。

 

 A社で働いていた「高度専門職」(在留期間5年)の人が、在留期間を3年残したところでB社へ転職することになったときは、どうすればいいのでしょうか。

 

 B社はまだ「法務大臣から指定を受けていない」わけなので、改めて入社前(雇用契約は交わしている段階)に申請をしなければなりません。これは、基本的には「在留資格変更」を申請することになるだろうと思います(「A社で働くための高度専門職」から「B社で働くための高度専門職」への変更)。

 

 ちなみに、在留資格「技術・人文知識・国際業務」であれば、在留期間中に同職種の別会社へ転職しても、事前の許可は必要ありません。入社後の14日以内に入社に関する届出を入管へするだけです。取り扱いが違いますね。なので、気を付けなければいけません。

 

このあたりの違い、私もあいまいだったので、勉強になりました。

 

 

 

 

 


つれづれ書評「彼女は頭が悪いから」

 

 SNS上であまりにもみんなが「衝撃すぎて苦しい」「救いがなくてしんどい」というので、気になって読んでしまい、やっぱりしんどかったので、書いて楽になろうと思って書きました(笑)。

 

 小説の元になっているのは、2016年に起こった東大生5人による大学生(女性)への強制わいせつ事件です。本当の事件と裁判の推移については、このページで見ることができます。https://abhp.net/news/NEWS_997100.html

 

 5人中3人が起訴され、3人とも有罪判決を受けました。事件は、「東京都の容疑者の 1人の自宅マンション室内で、約 1時間にわたり、女子大学生の服を無理やり脱がせて全裸にし、胸など体を触ったり、キスするなどした」というものでした。

 

 小説はフィクションですが、設定と話の流れは実際の事件とほぼ同じです。加害者と被害者の中学時代からの生い立ちを丹念に書き加え、加害者がどのようにして「彼女」への共感を欠く状況になっていったか、被害者がなぜ「彼」から逃げられなかったのか、という背景が分かるようになっています。

 

 読んだ後に私自身がショックだったのは、性加害について「どの程度の物理的加害だったか」でものごとを量るくせが自分にもついていた、と気づかされたことでした。手を触れなくても、強姦しなくても、人を精神的に殺すことができる、という事実への鈍感さ。相手が精神的に死ぬことへの鈍感さ。

 

 物理的な殺し合いができるようになる前には、精神的な殺し合いがすでに始まっているのでしょう。見えないところで殺されている人たち、そして殺している人たち。その自覚もないままに。

 

 裁判は有罪でしたが、小説の中では被告もその親も「ただの悪ふざけでなぜ有罪なのか」と思い、ネット上も「女が軽率すぎた」と非難する描写が出てきます。実はここが一番怖い、と思いました。

 

 自分たちの感覚が正しくて法律がおかしい、という声が大きくなるとき、法律の力は弱くなります。法律は法律の価値観を信じる人たちによって力を与えられるからです。

 

 姫野カオルコさんの小説は初めて読みました。最初の4分の3は少し姫野さんの「思い入れ」の強い描写説明がしんどかったのですが、最後の4分の1で、しっかりまとまっていました。「魂の殺人」は、その重さをきちんと感じて公正に裁かれるべきである。そんな法の価値観を姫野さんは支えたかったのでないか、と思います。そして鈍感になった私たちに、魂の重さを手に取って感じられるようにしてくれたのだと思います。

 

 本の表紙の絵「木こりの娘」は、ジョン・エヴァレット・ミレイの作品です。女性や身分の低い人たちが長年かけて勝ち取った人権とは何だったのか、いろいろ考えさせられる意味深な絵です。

https://www.musey.net/15450


個人情報書類を処分しました

 

今年も、個人情報書類の処分をしました。リバースプラザさんにお世話になりました。リバースプラザさんにはいつも丁寧に対応していただいて感謝です。


Immigration's Information for Water Disasters Victims 水害被害者の方へ‐広島入国管理局

***Announcement from Hiroshima Immigraion***
広島入管(ひろしまにゅうかん)からのおしらせ

[For Non-Japanese who suffered heavy rain disasters in West Japan]

...

【豪雨災害(ごううさいがい)にあわれた外国人(がいこくじん)の方(かた)へ】

 

If you are in a shelter or other temporary house, you can apply for re-issue of Zairyu card at any nearest Immigration Bureau of your current location no matter where you currently evacuate.

避難(ひなん)している方(かた)は,「在留(ざいりゅう)カード再交付(さいこうふ)」の手続(てつづき)を避難先(ひなんさき)の近(ちか)くの入国管理局(にゅうこくかんりきょく)ですることができます。住(す)んでいる所(ところ)の入国管理局(にゅうこくかんりきょく)だけでなく,避難(ひなん)している所(ところ)の近(ちか)くの入国管理局(にゅうこくかんりきょく)でも手続(てつづき)をすることができます。

 

Please apply for re-issue of a Zairyu card if you lost it. It is OK even if you do not have a lost certificate issued by police or any other IDs. Please bring Risai Shomei or Hisai Shomei (if any) .

在留(ざいりゅう)カードを紛失(ふんしつ)したときは,近(ちか)くの入国管理局(にゅうこくかんりきょく)で在留(ざいりゅう)カード再交付(さいこうふ)の手続(てつづ)きをしてください。
紛失証明書(ふんしつしょうめいしょ)(警察(けいさつ)が発行(はっこう)する証明書(しょうめいしょ))や身分(みぶん)を証明(しょうめい)する書類(しょるい)がなくても,手続(てつづ)きをすることができます。
被災証明書(ひさいしょうめいしょ)や罹災証明書(りさいしょうめいしょ)を持(も)っていたら,持(も)ってきてください。

 

Call Hiroshima Immigration at 082-221-4412 if you have troubles with collecting document for application, lost Zairyu card, and so on.

入管(にゅうかん)の手続(てつづ)きをしたいけれど書類(しょるい)が揃(そろ)わない,在留(ざいりゅう)カードがなくなってしまったなど,入管(にゅうかん)の手続(てつづ)きに困(こま)っていたら,電話(でんわ)で相談(そうだん)してください。
電話番号(でんわばんごう)は082−221−4412です。


【韓国籍の方へ】「家族関係登録簿」診断キャンペーン

在日韓国民団では韓国籍の方のために、家族関係登録(日本の戸籍にあたるもの)の情報が正しいかどうか診断するキャンペーンを12月まで行っています。


相談は基本的に無料です(書類取り寄せなど実務が伴う場合は手数料がかかります)。

 

家族関係登録は2008年に新しくできた制度です。在日韓国人の方の間では、次のような問題がこれまでに起こっています。
・家族関係登録簿が存在しない
・出生、婚姻、死亡などの登録をしていない
・重婚になっている
・誤記がある(生年月日、姓名など)
・記載内容が事実と大きく異なっている(家族構成、続柄、過去のことなど)
・知らない人が家族として登録されている

 

登録簿の内容を正しくしておかないと、相続、裁判など手続きが必要なときに長期化することもあります。

 

【相談に必要なもの】
・家族関係登録の証明書類(家族関係証明書、基本証明書、婚姻関係証明書、入養関係証明書、親養子関係証明書、除籍謄本)

 

【訂正が必要なときに日本側で事実確認できる資料】
・閉鎖済み外国人登録原票(法務省へ郵送で個人情報開示請求する)
・住民票
・出生届、婚姻届、死亡届のコピーなど過去の日本の役所への届出が分かるもの

 

【相談先】
岡山の方は、おかやま民団(生活相談センターおかやま) TEL 086−225-0826
その他の方は、全国の民団地方本部、みんだん生活相談センター

http://www.mindan.org/seikatsu.php


※韓国からの証明書の取り寄せからお手伝いしています

 

ちらしはこちら 

 

PDFはこちら

https://goo.gl/PnXViv


日系4世のさらなる受け入れ制度(法務省PRサイト)

http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00166.html

 


福田事務次官のセクハラと沈黙させられる記者

夜回り取材中にセクハラを受けていた記者の告発が週刊新潮に出てから、該当するマスコミは沈黙を続けています。

 

当事者は当然、だれか分かっていると思います。事務次官に直接呼び出されるのは番記者くらいだろうし、そんな人は記者クラブ名簿に当然名前が挙がっているだろうし、当然財務省も名簿を持っているし。

 

財務省は、弁護士を立てて調べると強気に出ています。あの強気の理由を憶測すると、記者の所属新聞社が政権に近い立場にあって、官邸は裏で新聞社幹部と話して「あの一件は社の意向と関係ない個人の行動だから、関知しない」などと言われて、個人攻撃で記者個人をつぶすことにしたのではないか、と思うのです。

 

女性が夜回り取材でセクハラを受ける、というのは、相手のプライベート時間に食い込んで情報を引き出そうとした「通常業務」の結果だけれど、こういう問題が起きた時には「勤務時間外の単独行為」とみなされるのかな。リークした記者は、きっと先輩から「業務」として夜回りを任されていたのだろうに。該当する社が名乗らないのは、自分たちも夜回りセクハラの事実を隠したいと思っているからではないでしょうか。

 

組織の取材というのはチーム作業で、事件など何もない日の夜回りは駆け出しの記者が当たることが多い。本当は新人が一人で夜回りして事務次官から特ダネが取れるわけないけれど、それは日常の確認を兼ねた「顔つなぎ」であったり、「雑談の相手」として差し出される意味合いがあります。その「雑談の相手」が時に「酒の相手」となり、相手が性的な色合いを帯びた目で記者を見始めたら、それはもう「記者」には見えないのだろうと思います。

 

そんな状態になったとき、女性記者はどうするかというと、一人で逃げ、耐えるしかない。嫉妬深い男性記者は、女性に夜回りをさせながら「あいつは体でネタを取る」と陰口をたたいたりします。今回の記者の会社は、「夜回りのセクハラはやむなし」という男社会の論理が支配している会社だったのかもしれません。そして今、沈黙している社内で、記者の彼女はどんな状態に置かれているか想像すると、本当に胸がふさぐような思いがするのです。

 

夜回りが嫌いだった記者時代を思い出して、なんだか落ち着かない日々が続いています。セクハラを告発した女性記者が孤立させられる姿は、私から見ると絶望で背筋が凍るような光景です。


韓国系、朝鮮系、それぞれの新年会 

今年は珍しく韓国民団と朝鮮総連のそれぞれの新年会に出席できる機会があったので、参加してきました。おいしい料理もいただきましたけど、何よりもがっつりと「平和的に紛争を解決するにはどうすればいいか」という命題を勉強させていただきました。

 

  □  ■  □

 

最初は韓国民団の新年会。平昌オリンピックが迫っていることや、朝鮮共和国との緊張緩和への期待が高まっていたこともあり、人々の気持ちは上向きな感じで、華やかな宴でした。

 

ただ、神戸の韓国総領事のお話は少しトーンが違いました。緊張している日韓の問題について、日本語で丁寧にお話してくださいました。

 

総領事は、「文大統領が慰安婦問題合意に関する公約を撤回した」という発表がまるで合意を撤回したかのように誤解されている、と非常に気にしていました。

 

文大統領は選挙時に、慰安婦合意について(見直しのため)日本と再交渉すると公約していました。でも結果的には、二国間合意を維持して見直しの交渉はしない、と決めたのです。それが「公約の撤回」の意味なのだと話していました。

 

つまり、合意に関する韓国市民の不満はあくまで韓国内で対処し、日本との約束を尊重した、ということです。国際的な合意の意味を重んじた決断をしたのだと思います。

 

 朝鮮半島をめぐる緊張状態への対処については、「日韓がともに空高く羽ばたき、遠くを見通す気持ちでこの問題に取り組むことを望んでいます」と述べられました。

 

世界全体で取り組むべき問題として朝鮮半島問題をとらえ、各国が自分の役割を自覚して冷静に対処すれば、解決への希望が見いだせるのではないか、という提案なのだと思います。

 

□  ■  □

 

朝鮮総連の新年会は、第一部が講演会、第二部が懇親会でした。

 

講演は、元外務省職員で、ソ連、中国公館への在任歴がある浅井基文氏が朝鮮半島問題とその展望についてお話してくださいました。

 

アメリカは、敵対する国(イラク、朝鮮など)を「脅威」(攻撃してくる危険がある)だとして攻撃したり、攻撃するぞと脅したりしている。だが「脅威」とされた国々の側から見れば、アメリカが攻撃してくるから防御のために武装している側面が強い。朝鮮共和国政府も繰り返しそう発言している。アメリカが威嚇をやめて安全を保障することで、朝鮮共和国側の武装解除が現実味を帯びる、と浅井先生は説明されました。

 

講演のお話によると、1950年ごろの南北朝鮮が激しく対立していた時代は、韓国の背後にアメリカ、朝鮮共和国の背後にソ連と中国がいた。だけどロシア(ソ連)は、1990年代の国内体制崩壊、再編成の時代に国際問題から手を引いた。中国も経済開放路線に転換してから国際対立を避けるようになり、結果として朝鮮共和国が孤立化した。そしてアメリカの圧力が肥大化し、パワーバランスが大きく崩れたそうです。アメリカを抑制する国がいなくなってしまった。

 

紛争回避の動きとして浅井先生が注目しているのは、朝鮮共和国が国連組織と意思疎通を始めたという部分だそうです。国連が朝鮮共和国の協力を得て本格的に平和的解決に取り組み始めたら、アメリカも勝手に攻撃はできなくなる。これがアメリカに対する抑止力になる可能性は大きい、というのです。

 

文大統領の政治的対応にも注目しているそうです。韓国はアメリカに対して力を持つようになっているので、韓国がNOと言えば、アメリカは勝手には朝鮮共和国を攻撃できない。これも抑止力になっているということです。

 

よく考えると国連の役職員にも韓国の人がいましたね。韓国の中では、国際的視野で問題解決を図るための努力が地道に行われているのかもしれません。文大統領も親が脱北者だったということで、北への思い入れ(配慮)は深いのではないかと思います。

 

国際紛争の解決は一国が圧力で制するのではなく、国同士のパワーバランスを回復させる方が人的被害を最小限にできるのではないかな、と私は思っています。講演のあとで浅井先生に尋ねてみました。

 

「今はロシアも国力を取り戻して、中国も安定してきたので、この二国がアメリカとのパワーバランスを取ることで問題解決に結びつく可能性はありますか」

 

「確かにロシアも中国も国際問題の解決に興味を持って取り組み始めたので、パワーバランスはそのようになるかもしれません。でもアメリカは北朝鮮問題があるから日韓に米軍を置けているという事情があるので、解決はやはり簡単ではないでしょう」

 

というお答えでした。

 

 □   ■   □

 

市民としては問題をどう見ていくべきなのか、ですが、浅井先生はよい言葉をおっしゃっていました。

 

「他者(相手側)になりきって、なぜ相手がそのような心情になるのか分かるまでなりきることで、相手を理解できて現実的な解決が見えるようになる」

 

相手がどんな歴史、文化、問題背景で今のような敵対的な心情や態度を抱くようになったか、を相手になりきって知ること。これを「他者感覚」と呼んでいました。

 

「他者感覚が真の平和の土台です」(浅井基文)

http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2007/197.html

 

この感覚を浅井先生は外交の現場で身につけたといいます。

 

たまたま第二部の懇親会でトークした在日サッカー選手(日、韓でプレーし、北朝鮮代表にもなった)のアン・ヨンハさん(倉敷出身)も「日、韓に住み、共和国の人たちとプレーする中で、多くの立場を理解できるようになった。在日コリアンというのは多くの当事国市民の立場を理解できるという点で、自分たちにこそできることがあるはず」と話していました。

 

これを聞いて私のテーブル周辺では「これは、浅井先生の【他者感覚】ですねえ〜」と静かに盛り上がっていたのでした(笑)。

 

アン・ヨンハ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E8%8B%B1%E5%AD%A6

 

 


慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話

 

 

平成5年8月4日

 いわゆる従軍慰安婦問題については、政府は、一昨年12月より、調査を進めて来たが、今般その結果がまとまったので発表することとした。
 今次調査の結果、長期に、かつ広範な地域にわたって慰安所が設置され、数多くの慰安婦が存在したことが認められた。慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した。慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。
 なお、戦地に移送された慰安婦の出身地については、日本を別とすれば、朝鮮半島が大きな比重を占めていたが、当時の朝鮮半島は我が国の統治下にあり、その募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた。
 いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。政府は、この機会に、改めて、その出身地のいかんを問わず、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる。また、そのような気持ちを我が国としてどのように表すかということについては、有識者のご意見なども徴しつつ、今後とも真剣に検討すべきものと考える。
 われわれはこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する。
 なお、本問題については、本邦において訴訟が提起されており、また、国際的にも関心が寄せられており、政府としても、今後とも、民間の研究を含め、十分に関心を払って参りたい。
外務省ホームページ掲載の河野談話より
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taisen/kono.html

岡山朝鮮学校の公開授業に行きました

先日、岡山朝鮮初中級学校(倉敷市)の公開授業に行ってきました。

 

この公開授業は、日本人でつくる「南北朝鮮との友好を進める会」などの呼びかけで行うようになって、2回目です。朝鮮学校を支援する日本人のグループは、日本人の教育関係者や教職員組合などを中心に各地でできているそうです。

 

朝鮮学校の教育をもっと日本民族の人にも理解してもらい、日本人と協力して朝鮮民族の子供たちの健全なアイデンティティを育てられるような社会になってほしい、というのが主催者の願いです。

 

山陽放送、OHK、玉島ケーブルテレビは取材に来ていました。

 

   △  △  △

 

公開授業を事前にお知らせできなかったので、写真で少し紹介したいと思います。

 

学校は幼稚班(幼稚園にあたる)、初級部(小学校にあたる)、中級部(中学校にあたる)があります。

 

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これは初級部のクラス。女子は髪をきれいに編んでもらい、きれいな髪留めとかでおしゃれしてきていました。やっぱ公開授業だしね(笑)!先生は勉強の内容と並行して、ハングルの言葉が生徒の頭に入るよう、大きな身振り手振りで言葉の意味を表現しながら教えていきます。

 

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教科書は日本語以外はハングル表記。授業も朝鮮語。私も勉強したい(幼稚班の先生の言葉もさっぱり分からない)。中級部の子でハングル検定3級〜準2級程度の能力を習得しています。

 

chukyu.JPG

 

中級部。英語の授業なので、私も少しわかります(笑)。私は仕事で20年前にも朝鮮学校の授業を見せてもらうことがありましたが、先生と生徒との関係は、少人数であることもあってリラックスした感じです。笑い声もよく起きます。この雰囲気だけは、見に来ないと分からないかもしれません。

 

私が最初に朝鮮学校の授業を見て意外だったのが、このリラックスした感じでした。もっと生真面目に厳しい規律の中で授業をしているのかと思ったのです。

 

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課題学習も面白かったです。これはシナリオを書いてCMを作るという勉強。

 

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どの学校に行っても、習字を見るのは好きです。私自身は苦手でしたけど。公開授業を意識しているのか、日本語で行った課題の展示も多かったです。

 

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教科書も展示されています。ハングルなので読めないけれど、資料では各教科書での学習の狙い、学習内容が簡単に説明されていました。内容の写真や絵を見ても、現代風な感じでした(古風な劇画タッチのイラストとか想像してたけど、なかったです(笑))。

 

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学校教育の成果が分かりやすくみられるのが、この各種大会や検定の結果の一覧表です。日本の学校でも検定で学力を客観評価するのが流行っているようですが、同じ基準で子供たちの学力が分かるのはいいですね。どこかの塾みたいに「全員合格!」みたいな完璧主義的な部分がないところも、リアルでよいです。

 

公開授業.jpg

 

この日は公開授業のあと、朝鮮高級学校での高校無償化除外の違法性を問う裁判について、大阪から担当弁護士を呼んだ講演もありました。

 

この裁判は、大阪勝訴、広島敗訴、東京敗訴となっています。

 

朝鮮高級学校の高校無償化除外は、まず政府(安倍政権)が朝鮮学校を無償化の対象から排除するために法律のある条文を削除して、行われました。

 

これだけではなく、安倍政権時代に出された通達により、地方自治体がこれまで出していた朝鮮学校への補助金が次々に中止されるという事態も起こっています。岡山では朝鮮学校と日本人の支援団体が倉敷市等と話し合いをして、何とか中止をまぬがれています。

 

多くの人に民族教育の大切さを理解してほしい、と思う背後には、現実にこうして日々学ぶ権利や環境を脅かされている朝鮮民族の人々の存在があるのだということが、よく分かりました。

 

次回はちゃんと事前にイベントをお知らせできるようにしたいです。


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